すごいぞ!小学生(突撃!体験談)

2005年2月17日
 

壁一面の、芸術作品でした(^-^ )

すごいぞ!小学生(突撃!体験談)

子供たちの感性って、スゴイです。



■廊下にビックリ!

 去年の年末。学期末の懇談会で、スリッパ片手に娘の学校へ行ったときのことです。
ちなみに、娘が通う小学校は、竜華小学校という、創立から100年以上もたつ、大阪でも古い歴史をもつ学校です。
 歴史があるからって、ぜんぜん堅苦しくないところが、またいいところです^^

 いつものように脳天気なわたしは、フンフンと鼻歌を歌いながら小学校の階段を上って行きました。
 学校って、自分が学生だったころはあんまり好きではなかったんですけど、大人になってから行くと、おもしろい発見がいっぱいあって、けっこう楽しいです。

 たとえば、廊下に張ってある子供たちが書いたポスター。標語、習字etc…。

 「ホホウ、最近はこんな字を書いてるのね」とか
 「へえ、こんな勉強してるんだぁ」
とか、子供たちの学校生活にふれることができるんです。面白いですよ。

 さて、娘の教室は3階にあるので、スリッパをパッパカパッパカ鳴らして階段を上がっていきました。そして教室の前まで来ると…

「おお!これはなんだ!」

 いままで、ちょっと見たこともないような絵が、廊下いっぱいに飾ってあります。
しかも、なんだかすごくキレイ!ほかの親御さんも「わあ、すごい」と見ておられました。

〜ああ、そういえば…

 私の頭の中に、娘のある行動がよみがえりました。

 

すごいぞ!小学生(突撃!体験談)

■あるお願い

「ねえママ。ルミナリエとか、見に行かないの?」

「ん?なんで?」

「う〜ん、見に行きたいから」

 神戸ルミナリエ。ご存知ですよね。阪神淡路大震災で失われた命の鎮魂と、町に活力と元気を取り戻すため、毎年冬になると神戸に出現するイルミネーションのアーケード、「光の彫刻」です。

 実は私たち家族は、一度だけルミナリエに行ったことがあります。
ところが、とにかく、人、人、人。ルミナリエは毎年、ものすごい人出なんです。私たちもまた、人波に押されるように歩くのが精いっぱいで、じっくりイルミネーションを楽しんでいる余裕はありませんでした。

 すごくスケールが大きくて、ピカピカきれいだな〜という印象だけは残っています。

 でも娘はその頃、まだ小さかったので、どうも行ったことを覚えていないらしいのです。

「ルミナリエ、一回行ったことあるからな〜。あんた覚えてないの?」

「え!?行ったことあるの?ぜんぜん覚えてない…」

「ありゃりゃ。ん〜じゃあ、パパがいいって言ったら、連れていってあげる」

 夫は人ごみや混雑しているところが嫌いなので、最初から混むとわかっているところには、全くもって行きたがりません。だから「パパのお許しが出たら」と言ったのですが、娘も父親から許可が出るとは思っていなかったのか、「む〜ん」とうなっただけ。結局、ルミナリエには行きませんでした。

 私は当初、ただきれいなものが見たいだけなのかな、と思いましたが、教室前に飾ってある絵をみて、わかりました。

■飾ってあったもの

 その絵は、子供たちが「ルミナリエ」を自分なりにデザインして描いた、傑作でした。

 合成洗濯のりと絵の具を混ぜたものを、割り箸を使って点字のように紙につけていき、それを真っ黒に塗りつぶして水で洗うと、黒いキャンバスに色の部分だけがきれいに浮かび上がる、という手法で描かれた絵です。

 それはまぎれもなく、ルミナリエ!イルミネーションが、白、黄、赤、緑などの美しい点画で表現されているではありませんかっ。子供の作ったものとは思えないくらい、キレイでした。

 そういえば…

 またまた思い出しました。娘が白い紙に、なにか造形のようなものを下書きしていたのを。すごく悩みながら、何度も何度も書き直していたのを見て、「何してんだろう」と首を傾げたものでした。

 これだったのか!

 感心しながら絵をながめつつ、娘の行動がやっと理解できました。ルミナリエを自分の目で見て、描きたかったんですね。
 

すごいぞ!小学生(突撃!体験談)

すいません。写真の写りが今ひとつなんですが、生で見ると圧巻の出来栄えでした。



■すごいぞ!小学生!

 それにしても、子供たちのセンスには、たまに、ものすごくびっくりさせられます。
私も、ときどきホームページのデザインをしたり、簡単なポスターやDMのデザインをしている身ですから、アートには多少なりとも興味があります。

 ですが子供たちが描いたルミナリエは、大人の常識を超えている分、すごい迫力がある!そして、発想が自由!

 大人の社会では、いろんなルールやしがらみの中で、自由な発想がつぶされてしまうことがよくあります。そこを何とか乗り越えて、少しでもいいものを作りあげていくのが「大人の仕事」なのですが…、

 いやあ、何にもしばられることなく、ただ「こんなん作りたい」という思いだけで描かれたものは、大人からみると、とても新鮮で、そして衝撃的ですよ。

 バランスがどうだとか、形がどうだとか、多少は気にしているんでしょうが、それにしてもダイナミックなデザインの数々。シンメトリー(対称)かどうかなんておかまいなし。アシンメトリー(非対称)の作品も多くありましたが、それがかえって斬新!

 岡本太郎さんに見せてあげたい、と思っちゃいました(笑)。

■今年はこれで!

 さて懇談会のとき、先生に、
「廊下の絵、すごいですね」
というと、先生はとってもうれしそうに、
「すごいんですよ〜。みんながんばって作りはったんですぅ〜」
とニコニコ。
 根気のいる点字描画に、子供たちは「せんせ、手ぇ痛いわ」と言いながら仕上げたそうです。

「これ、ここだけで飾っておくのはもったいない!私が主催するホームページ(=わらうーまんのことです)で、ぜひ取り上げさせてくださいっ!」とすかさず言いました。

 で、わらうーまんオープンから一ヶ月が過ぎた今日、めでたく記事をアップすることができました。

 時々、「どうせ子供が作るもの」とバカにしてしまうことって、ありますよね。でも私はこの絵を見て、心を改めました。

「子供の発想力には、かなわないかもしれない…」

 そう思うようになりました。

 ルミナリエのデザインに携わる方々。もしこのサイトを見ていたら、どうか子供たちのルミナリエを見てください。そして今年のルミナリエは、彼ら彼女たちの描いたデザインで作って!!

 そう、心の中で叫ぶ私でありました。。

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<ルミナリエに関するサイト>

●神戸ルミナリエ組織委員会オフィシャルホームページ

http://www.kobe-luminarie.jp/index.html
美しい本物のルミナリエが、画像でよみがえります。


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