家族会議について先週ご紹介しました。
今日は実際に試してみた方の経験をご紹介します。
■Fさんのご家族
Fさんの家族はお母さんと娘さんの二人暮しです。
毎日お仕事で頑張るお母さんと元気な娘さんのお二人はいつも仲良し。
家族会議なんて、よそから見たら全く必要なさそうなお二人でした。
でもお母さんと世間話をしていたときに気が付きました。
お母さんはかなり疲れていたんですね。
そりゃあそうです。1人で働いて家事をやって、子どもの宿題を見て・・・。
スーパーウーマンに見える彼女も助けが欲しかったんですね。
そこで提案してみました、家族会議。
そして彼女は思い切ってやってみることにしました。
これがその流れと結果です。
■家族会議を開く前に
家族会議を行う準備として、Fさんがなさったことを順番にご紹介します。
1)家族会議をやりたいということを娘さん(小4)に相談する
・娘さんと二人で会議の日時を決める
・会議の議題は今回お母さんが準備したもので開くことの了解を得る
2)仕事の段取りを付ける
・会議の予定日が平日だったため、娘さんと夕食後十分な時間をとるために仕事の調整をする
・その日のために簡単に作れる食事のメニューを決めておく
3)会議のことを確認する
・前日と当日の朝、家族会議をすることを娘さんに確認する
・会議というとどうも言葉が硬くて少し怖い気持ちがしたので、終了後に一緒におやつを食べることにする
■やるぞ!家族会議
実際の家族会議記録からの引用です。
司会:母
参加者:母、ゆうちゃん
議題:家の中の仕事について
(問題点:家の中の仕事を二人で理解して、協力できる形を見つける)
1)家の中の仕事は何がある?
【仕事リスト】 朝起きた時から考える。
- 布団をたたむ
- 朝ごはんを作る
- 洗濯
- 朝食の茶碗を片付ける
- 洗濯物を干す
仕事(学校)に行く>>
>>仕事から帰ったら
- 部屋の片付け
- 宿題のチェック、連絡ノート
- 洗濯物を入れてたたむ
- 夕飯を作る
- 夕飯の後片付け
- お風呂の準備
- お風呂掃除
- 布団を敷く
【その他の家事】
- ゴミ出し
- トイレ掃除
- ベランダ掃除
- 家の中の掃除
- 買い物
- 支払いその他、お金に関すること
- 洋服の入れ替えなど
※まだあるかもしれないが、ざっと書き出したのはこれだけ。
【話し合い】
これらの中でゆうちゃんが手伝ってくれることができるものをピックアップ。
母さんが1人でこれらのことをやっていくのがとても大変だということをゆうちゃんに話した。
ひとりでやることを二人でやれば、少しは早く終わるし楽しくできる。
早く終わったら二人で遊べる!?
ゆうちゃんがお母さんになったときの事を考えると、今からお手伝いを通して覚えて欲しいと思っている。
母さんは疲れているので苛々することがある。疲れているのにやることが山ほどあって、ゆうちゃんがテレビを見て手伝いをしてくれないと怒ってしまう。このこともなんとか解決したいと思っていること。
・・・ちょっと母さん喋りすぎたかも。ゆうちゃん沈黙。
その後二人で決めた内容が↓これ。
【ゆうちゃんができそうなお手伝い】
- 洗濯物をたたむ
- ベランダ掃除
- ご飯を作る(たまに)
※あまり苦にならずにできるものだけをピックアップ
↑↑↑↑↑
実はゆうちゃんは洗濯物をたたむのが大嫌いなことが後で判明。
でも「一緒にやって覚える」と本人が言ってくれた!すごい!!
【母さん>ゆうちゃん】
母さんはおばあちゃんから家の事を習ったとき、お手伝いで覚えた。
お料理も裁縫も、おばあちゃんのそばで覚えたし、手伝ってと頼まれたら嫌とは言えなかった。
嫌だと思ったことも沢山あるけど、叱られるので仕方なくやった。
でも大人になって、おばあちゃんが教えてくれたことがとても役に立っているので、おばあちゃんが厳しく教えてくれたことに感謝している。
ゆうちゃんは母さんが手伝いを頼むと嫌な顔をすることが多いけど、大人になったときの事を考えると母さんは今覚えた方がいいと思う。ゆうちゃんはどう思うか?
【ゆうちゃん>かあさん】
お母さんの仕事がこんなに沢山あると思わなかった。
お母さんの方が上手にできるから、やるのが嫌だと思う。どうせゆうちゃんがやっても上手にできない。
学校から帰ったらテレビが見たいので嫌な顔をすることがよくあると思う。お手伝いは面倒だし。
でもやった方がいいことなので、これからも嫌な顔をするかもしれないけど、お手伝いを頼んで欲しい。
できるだけ頑張る。
ご飯を作るときは全部自分でやりたい。そばでごちゃごちゃ言われると面白くなくなる。
■会議の結果
特に夕方大忙しのお母さんを助けるために、毎週月曜日の夕飯をゆうちゃんが作ることになった。
そのかわり、ご飯のおかずの内容や作り方に関しては、ゆうちゃんが助けを必要とするまでお母さんは手出ししないこと。
洗濯物を入れたりたたんだりは平日もできるので、ゆうちゃん宿題がおわったら助けてください。
・・・こんな結果になったようです。
まだまだお手伝いは苦手なゆうちゃんですが、月曜日のご飯作りは責任を感じて頑張ってくれているとお母さんが報告してくれました。
とはいえ、まだゆうちゃんは小学生です。ゆうちゃんが考えて作る料理は独創的であっても、食べるのに勇気がいるものが出てくることもあるとか。それでも頑張るゆうちゃんを見られてお母さんは嬉しそうでした。
家族会議、人数が多いともっと違った形のアプローチになると思いますが、回数を重ねることで家族ごとの会議の形ができてきますので、1度といわず定期的に行われることをお勧めします。
定期的に行うことで、子どもたちは「両親が自分の意見をきちんと聞いてくれる安全な場所と時間」を得ることになります。両親は子どもたちが思ったことをきちんと話してくれるチャンスを得たことになります。「聞く姿勢」と「一旦受け入れる姿勢」を意識して、会議を開いてくださいね。
読者のみなさまも、ご家庭で試した結果を教えてくださいね。
このコーナーでご紹介させていただくかもしれません!
みなさまのご意見をお待ちしています!
By:まゆみん
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