コピーライター養成講座(突撃!体験談)

2006年2月23日
 
少しでも幸せに。


去年の秋から半年をかけて、わたしがせっせと通っているもの。

「コピーライター養成講座」。

ライターとして仕事をしているのに、
なんでまた養成講座に通うの?
と思われるかもしれませんが、

コピーって、むずかしいんですよ。

何が難しいか、というと、伝えたいことをより多くの人に伝えるために、
どんな言葉をつむぎ出せばいいのか、というのが、むつかしい。

みなさんにも経験ありませんか?
自分の感動や感銘したことを、友達や家族に伝えたいのに、
上手に言葉にできないがために、相手に伝わらなかった、ってこと。

わたしはしょっちゅうです。

「とにかく感動なんだよ。
 すごく感動するんだよ。
 泣けるんだよ。
 ん〜〜、この感じ、わかるぅ〜?」

と、一生懸命自分が感じた感情を説明するんですが、
伝わらない…。

どこの何に、どんなふうに感動したのかが説明不足なため、
相手にわたしと同じ感情になってもらうことができないんです。

とても歯がゆい。

感情を言葉にするのって、ほんと難しいです。

でも、これを言葉で伝えようというのが、コピーです。

 

コピーライター養成講座(突撃!体験談)

■伝えたいことがズバッと伝わる

コピーライターって、かっこいい仕事だと、
みなさん思っていらっしゃるでしょう。

確かに、かっこいいと思います。

でもやってることは、地味だと思います。

10人いたら、10人に同じ感情を持ってもらうため、
どんな言葉を用いたらいいんだろうか、と、
日々考えあぐねている。

これがコピーライターだと思います。

もしもあなたが、
「わたし、だんなや子供に、わたしの伝えたいことを
100%伝えるための言葉を、ちゃんと考えられるよ」
という人であったなら、

おめでとうございます。
あなたは今日からコピーライターになれます!

わたしには、まだそれができない。

だんなに、自分がこれからどうしていきたいか、
何をしたいか、
きちんと伝えることがまだできてないんですもん。。

人間は何百年、何千年も言葉を使ってきているのに、
自分の思いを伝えるという技術すら、
確立できないでいるんですよね。

とほほ。。

■金の鉛筆

コピーライター養成講座では、
ほぼ毎回のように、
宿題が出されます。

お題が出され、これについてコピーや文章を考えてきなさい、
という宿題です。

そのなかから、優れたもの10本に、
「金の鉛筆」が贈られます。

金の鉛筆は、いわば受講生にとって勲章。
わたしも、いっつも「欲しいな、欲しいな」
と思っています。

ついこの前、念願の金の鉛筆をゲットしました。
しかもナンバーワン!

お題は「ちょっといい話を書いてきなさい」
というものでした。

実話じゃなくてもいいみたいだったので、
まったくのフィクションを書きました。

まさか一番になれるとは思っていなかったので、
ちょっと驚きでもあり、とってもうれしくもあります。

あの…読んでみてもらえますか?

もしも読んでみて、みなさんがちょっとでも幸せになってくれれば、
もの書き冥利に尽きます。

伝えるのは難しい。

でも伝わったとき、めちゃうれしい(*^^)v

わたしの「文章修行」は、まだまだ果てしなく続きます。

コピーライター養成講座(突撃!体験談)
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晴れの日の雨傘 

 娘のマキは、雨の日が大好きでした。
 小学生のころ、授業中に雨がポツポツ落ちてくると、嬉しそうに外をながめていたといいます。
 マキが雨の日を好んだのは、放課後、私がマキを迎えに行っていたから。
 小さな傘と長靴を持って、ゲタ箱でマキを待っていたのを思い出します。

 マキは傘を受け取るとすぐ、それをクルクル回しながら、雨の中へと飛び出していきました。
 水たまりにピシャピシャ入っては、私を見上げてニッカリ笑う。
 傘を高く掲げてジャンプしては「空を飛ぶ?!」とさけぶ。
 雨の日の帰り道は、それはにぎやかでした。

 そんなマキも、二十五歳の春、優しげな男性のもとへ嫁ぐことに。
 婚礼の席、マキは私に小さな包みを手渡し、「うちへ帰ってから開けてね」とささやきました。
 自宅へ着いた私は、さっそく包みを開けました。
 するとそこには、折りたたみ傘と、一通の手紙が入っていたのです。

 ―お母さん。覚えてる?私が子供のころ、雨が降ると必ず迎えにきてくれたのを。
 母ひとり子ひとり、お母さんは大変だったと思う。でも私はすごく幸せだった。ありがとう。
 これからは好きな人と、よき家庭を築いていきます。
 でも…もし辛いことがあって、私の心に雨がザアザア降ってきたら、
 お母さん、あの頃みたいに、この傘を持って、私を迎えにきてくれますか?
 そうしてくれたら、それだけで私、元気になれる気がします。
 そんなことがないよう、精一杯がんばる。
 けど、もしものときは、どうかよろしくお願いします。―

 あれから十年。折りたたみ傘は、タンスの中に大切にしまってあります。
 でも、たぶん一度も使うことはないでしょう。夫と子供たちに囲まれたマキの顔は、いつも晴れ。
 用なしの雨傘は、私達にとって、幸せの象徴です。

記事byともとも


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